ケンちゃんのインド日記
<はじめに>
今年の一月末から三月中旬までの一ヶ月半、インドにあるハンピボルダーに行っ てきました。インドは予想以上に暑く、また想像を超えて汚く、貧しい人間であ ふれていた。日本に比べると人口は十倍以上、(十年後には中国を抜き、世界第 一位になるらしい、インド人絶対避妊してないしな)面積はそれ以上だ。長期観 光してる人は「インドは広い」と必ず言うし、バス移動のとき、小さな村?をよ く見かけるし、いろんなとこに人が住んでる。日本人の価値観では、こんなとこ でこんな生活をしてるのにと思うけど、子供とかすごい元気で明るい。インドの 子供は本当にかわいい。ツーリスト慣れしてない町とかのインド人はすごい親切 だし、それが本当のインド人だと思う。そういったインド人のたくましさ、ずる がしこさ、やさしさ、陽気さに触れることができ、この旅はすごいいいものにな った。 ハンピのボルダー群はブロー以上、火星以下で半端ではないが、暑すぎるし、村 自体がのんびりしてるとこなので、ガツガツ登りに行くというよりは、のんびり しに行くところのような気がする。僕もそうだったんだけど、インドに行くつい でにボルダーでも触ってみるかという気持ちで行くと、きっとすごい良い旅にな ると思う。ボルダーだけのために、というのはちょっときついかもしれない。こ れからハンピに行ってみようという人や、インドという国に興味を持っている人 は、参考としてケンチャンのオナニー日記を読んでみてください。なんか恥かし いなあ。

<日記> 「寒さと暑さと、飢えと渇えと、風と太陽の熱と、虻と蛇と、ムム これらすべ てのもの にうち勝って、犀の角のようにただ独り歩め。」 スッタニパータより 2003年 1.30 日本出発 1.31 am1:00 ボンベイ・サハール空港到着 am8:00 どこかの駅で インドやばい国だ。いきなりぼったくられた。空港に着いたのが夜の一時ぐらい だったのがまずかった。大韓の隣にいたインド人がいい人というかアホっぽいや つでインド人をなめすぎてた。まあソウルからの便の時点で日本人はオレしかい ないし 、黒い奴等ばかりで気が滅入ってた。空港で寝ようと思ったら警察みたい なんに捕まって、ホテルに行けと言われ、タクシーの運転手にホテルに案内する よう言われた。今考えると、警察と運転手はグルだった。そんで実際の値段の何 倍かの金をとられた。途中、ボンベイのスラム化した町を通ってたので、降りろ と言われたら終わりなので払うしかなかった。(→今思うと、アホだったな。ビ ビリすぎ、恥ずかしいわ。それにインドはどこいってもスラムみたいなもんだし な。)ほんとインド人の怖さと適当さを今日一日で思い知った。あとインドは臭 い。まあなれるか。どんどん慣れていこう。じゃないと、精神的にやられてしま う。とりあえず今日はバスでゴアへ行こう。明日ハンピに着くという予定で行こ う。あー疲れてる。精神的にも肉体的にも。寝よ。朝なのに、まだ寝てないし。 結局ホテル行ってないし。 2.1 pm2:00 パナジの公園 今日ハンピに着く予定だったけど、朝の8時頃バスがゴアに着き、その辺のやつ にハンピヘのバスはいつ出るのと聞いたら7時に出発したと言われた。結局それか ら旅行会社を回って、今日の夜8時出発のバスに乗ることになった。あーまー明 日でいいや、ひまだし。むしろ時間早くたってほしいぐらいで、早くも日本が恋 しくなってきた。外国に行くといつも思うんだけど、インドはぜんぜん勝手が違 う。常に身の回りのものに気を張っていないといけないし、物乞いはいるし、奴 等常に金、金と何とかして俺の金を取ろうとしてるし、なれなれしいやつがいた ら、ウゲゲゲ、たった今なれなれしいインドの好青年を装ったやつがやってきて 、何書いてるのーとか結婚してるのーとか聞いてきて、答えてやったら、ガイド してやるから10ルピーくれとか言い出しやがった。こわい、こわい。何がガイド じゃボケ。このように日本人はよってたかって何かと声をかけられる。しかし、 インドには日本人が少ないというか、全然いないぞ。心細いといったらありゃし ない。昨日の夜は寂しさがピークにきてて、なんで一人で来たんだろうとか、イ ンドはやめときゃよかったかなとか、かなりおじけづいた感じになってた。 しかし、マジでこんな寂しい感じになったのはここ最近ないぞ。日本にいた らどんなに一人でもそんな寂しくないと思うけど、やっぱりインドでは心細さが 加わってるのか、寂しさをすごい感じてしまう。まだ旅は長いのでのんびり行こ う。まだ二日目だしな。しかしひまだ。バスが出るまで後5,6時間はある。さっ きビーチリゾートにバイク(ゴアではバイクタクシーが安いし多い。)で行って 、散歩ついでにビーチとかよったけど、すごいいいとこだったんで、ハンピから の帰りに寄ろう。話は変わるけど、やっぱり都会は合わない。ボンベイではぼっ たくられたし、人多いし、乞食とか死人みたいなん多いし、ヤダ。ゴアはまだマ シだ。ハンピはかなり田舎と見た。明日が楽しみだ。 2.2 到着ムム!!インドに着いて三日目にしてようやくハンピへ到着!!今日一日暮 らしてみてホントいいとこだ。まあ他のボンベイとかに比べてだけど。でも住む には悪くない。住むとこ80ルピーで安いし、一ヶ月でも2400ルピー、つまり6000 円ぐらい。それに同じゲストハウスに日本人夫婦(W夫妻)がいるので会話でき るし、精神的にすごいいい。それに岩の数はヤバすぎるぐらい多いし、でかいし 。ちらっと見に行ったけど、面白そう。トポ欲しいなー。明日は初登りしてトポ とかもゲットしよ。クライマーいねー。登ってるヤツいねー。そして昼は暑くて 登る気しねー、すでに日焼けで肩いてー。腹へってきたので飯でも食いに行こう 。あーやっと落ち着いた。 2.3 水シャワー気持ちええわ。汚れた体を洗って気分がいい。俺の泊まってるゲスト ハウスの店番のような女の子がいるんだけど、結構かわいらしくて気に入ってる 。(まあ子供だけど)その女の子にちらっと裸を見せつつみたいな。よくわから んけど、結構インドに慣れてきた。初めのようなインド人に対する恐れはなくな ってきた。でも明日W夫妻がいなくなるのでちょっと寂しい。クライミンク゛の 方はというと、今日初登りしたけど、北野さんの記事に出てた、一番やりたい課 題が見つかんない。明日また探そう。それに、さっきお椀の船に乗って、モグリ ゲストハウスにあるというクライミンク゛トポを見に行ったけど、手書きだし、 昔のボルトルートとかが多く全然わかんなかった。(帰る直前、改めて見に行く と、知らないエリアとかもあって、Fbで8bとかもあった。まだまだ探せばいろい ろある。まあこんなに岩があれば当たり前なんだけど。でもトポが出ないほうが いいな。今の雰囲気がいいな。)まあ適当に岩見つけて登るしかない。岩の数は ほんまに見渡す限りあるし、一生かかっても登り尽くせないぐらいあるから。シ ャーマのポスターの課題とかやってみたいなー。 クライマーオレしかいないな。それもちょ っと寂しい。 2.4 岩ないし、破壊されてるみたいだし。北野さんの記事の初めの写真になってる課 題やりたかったのに、壊されてるみたい。あるはずのとこに柵とか立って割れた 岩とかが転がってた。昨日あんだけ探してないはずだよ。まあいいや、自分で見 つけよ。今日結構いいのとか見つけたし。でも自分で見つけた岩を登ってて、マ ントルが悪そうだったんで、左の方に逃げていったら、俺が初めて登るせいかバ キャっと音がして、気づいたら左手は空にまってた。しかも左の方にトラバース してたんでマットないしちょっとした岩が下にあって、俺のナイスな着地じゃな いとかなりヤバかった。これだから誰も登ってない岩は怖い。まあそのぶんおも ろいけど。暇だしトポでも作ろ。そしてハンピのトポをハンピ行くヤツに売ろ。 あーとうとうW夫婦がいなくなっちゃった。寂しいダニ。(浜松弁らしい→関係 ないけど、僕はインドから帰って浜松に引っ越しました)すごい楽しかった。昨 日とか(昨日だっけ)中国の話でかなり盛り上がった。彼は仕事辞めて旅を続け てるらしい。俺も消防士受かるよう勉強して、来年もどっか行くぞ!! 2.5 チャリ借りて、世界遺産のヴィッタラ寺院まで行ってきた。(ここハンピ村は寺 院などの遺跡がかなり有名で地球の歩き方にも巻頭ページで載ってる)行く途中 にマラ岩のような超前傾壁発見。(→シスターストーン)その表面にはボルトが あって、誰かがやってた模様だ。しかし、岩が結構壊されていってる。建物の支 柱にするためか、真っ二つに割れた岩が結構目に付いた。観光地化されればされ るほど岩が壊されて建物が建っていく。矛盾した話だ。まあ道路脇じゃないとこ に行けば岩は無数にあるし、壊されてないけど。とりあえず、だいたいハンピの 重要なところはせいはした。喉乾いたし隣のレストラン行こ。 2.6 暑いなー、夜になると一段と暑くなる気がする。気のせいか?この暑さは計算違 いだ。もういい、朝早く起きてのぼる気しないし、朝から昼はゆっくりして夕方 のぼるという感じにしよう。あーのどかわいた。さっき携帯に電話がかけれると いうことを知ったので弟に電話。よかった、よかった。でも親が俺に電話しろと いってるみたいだから明日でもかけよ。時差考えて電話せんとな。(親には内緒 でインド来てるから)停電のままだし、一日何回か停電になんな。 今日は始めてクライミンク゛らしいことをした。簡単そうなのでも、結構高いの ばかりで怖い。そして降りるのも怖い。この前目つけてたヤツはかなり絶望的な のがわかったけど、ムーブ解決さえできないトラバース課題を設定した。あー結 構自分で岩探してライン見つけるのは難しい。明日からトポを作ろう。そして宝 探しの旅だ。 2.7 日本人増えてきた。知ってるだけで、六人はいる。はじめは全然いなかったのに 。今日は昨日かおとつい知り合った日本人とレストランでばったり会って、一緒 にマトゥンガの丘という岩山のすごい高いとこに行ってきた。景色よかったなー 。川の対岸は岩だらけだ。でも向こう岸はノーポリスでデンジャラスらしい。一 週間ぐらい前にイスラエル人が二人殺されたらしいし、二、三日前もイスラエル 女性がうで切られて殺されたらしい、コワっ!独りで荷物もって岩登りに行くの は危険だ。こっち側で岩登りしよう、とりあえず。(→この選択はかなり正しか った)あと三、四日前、今日一緒にいた日本人の泊まってるゲストハウスの近く のゲストハウスで日本女性が首つって死んだらしい。外人とのカップルで何かけ んかしてたらしい。親がかわいそうだ。うーん自殺はえぐい。そのちょっと前に その人をちらっと見ただけに、何か悲しいな。自殺はホント後味悪いわ。 こっちにきてよくゴンのことを思い出すけど、やっぱり寂しさを抱えてたのかと 思ったりもする。あーゴンと一緒にインドに来たかったなー。 2.8 酒飲んだせいか頭が痛い。今日もいろいろあったなー。ここにいるとおもしろい ことが結構あるな。何か俺はジャムチャパティ野郎と言われてる。毎朝同じレス トランでジャムチャパティばっか頼んでるので、そのレストランで結構有名で、 何も言わなくてもジャムチャパティとコーヒーねみたいな感じになってる。明日 もたぶんジャムチャパティ、晩飯にはなんとかターリーというのを頼も、あれお いしそうだったなー。 しかしインドはハッパやりにくるやつ多いなー。今日は日本人三人とレストラン であって昼過ぎまで一緒にいたんだけど、そいつらも定番のように昼過ぎからハ ッパやってたし、なんかみんなやってるし、それがおもしろくないんだよな。そ んなにいいものなのかなー、やっても俺はいい気持ちにはなれない。ゴンのこと があるし、そういう系の事はやりたくない。やってもはまるほどはやらない。ゴ ンの形見の服をもってきてるんだけど、インドに来てゴンが天国に行けるように 天国に近いとこにおいてこようかと思ってるんだけど、ガンガーに流すのは普通 だし、岩登りの好きだったゴンだけにハンピのモンキーマウンテンの頂上におい てこようと思う。サルの神様、ハヌマーンを祭ってるみたいで、ゴンには悪いけ ど、ゴンにはピッタリかなと思って。よくニャンニャンといってたし、猫の神様 の方がいいかな、サルでいいか、ニャンニャンニャン 2・9 岩バカ君といわれはじめた。昨日日本人の女二人連れと(片方は若くてモー娘の 中澤に似てる)ここ20年間のうち15年は海外で過ごしているというゴリという人 に会って、飯とか一緒に食べたんだけど、やはりインドの旅というと、こっちか らあっち行ってとグルグルいろんなとこを回るのが普通みたいで、俺みたくここ に一ヶ月ぐらいいるというやつは少ないみたい。岩登りにここにきたとか、観光 あんま好きじゃないからここにずっといるというと、岩バカだーということにな り、次から岩バカ君と呼ばれるようになった。まあいいけど、俺も別に岩のぼる ためだけにここにきたわけじゃないし、のんびりしにきたようなもんだしな。で もまあ珍しいんだろうな。今日それで、その日本人の女が髪を染めるみたいで、 俺も一緒にやる事になりオレンジ色(ヘナ)に染めた。もともと脱色してたから いい色が付いた。しかし、おれは色白いなー、これだけ暑いのに全然日焼けしな いぞ、これだと日本に帰って、インド行ってきたといっても誰も信じてくれそう にない。 そうそう岩バカの岩話をしよう。今日も夕方ぐらいから登りに行ったんだけど、 いい岩を見つけすごいいいラインがあってトライしてて、ここはサルが多いから この岩は猿岩にしようとかいろいろ考えてたんだけど、またもやバキャっと音が して、中間部のカチが消滅し、かなり無理っぽくなった。ガッデム!こんなんば っかだよ。すげーよさげだったのにな。それからまたいろいろ登れそうな岩を探 して歩き回ってたんだけど、これだけ岩多いのに、高すぎるとか(半端な高さじ ゃない)、下地最悪とか、ホールドが続いてないとかで、そんなにいい岩がない 。でも昨日から本気でトライしはじめた結構いい岩があって、それが登れた。こ こに来て初めての成果だ。すごい難しいというわけじゃないけど、簡単ではなか ったし、オレ初登だし、ホールド探って登るのはすごい楽しかった。だから今日 はハッピー。しかも俺がその課題のぼったとき、地元のガキがマットのとこにい て落ちれなかったのがよかったのかも。英語通じないし、本当怖いわ。そのガキ もなんか俺が登った事で興奮してて、やたらフレンドリーだったな。まー今日は よかった。明日は岩登りは休んで、モンキーテンプルにでも行こうかな。 2・11 最悪だ。おとついの晩に食った何か(多分ターリーだと思う)が原因で胃腸がや られ、おとついの夜は吐きまくり、下痢しまくりでほとんど寝れず、このまま死 んでしまうかもとマジで思った。今思うと、多分スパイシー過ぎるものを食った ことで胃腸がおかしくなったんだろうと思えるけど、その時はマラリアかなとか いろいろ悪い想像をしてた。それから今までまったく食べ物食ってない。ココナ ッツジュースを飲んで薬飲んでひたすら寝るのが一番いいというのでそうしてる 。昨日になってもすごく調子が悪くて何か飲んだり、バナナをチョコっと食うだ けで強烈な下痢になってた。でもここのゲストハウスの人たちがすごいやさしく て「何で言ってくれなかったの、だめよ、私にちゃんと報告したら助けてあげら れるんだから、ちゃんと言いなさい、わかった」とおばさんに言われ病院(ゲス トハウスのすぐ側の二畳しかないプチ病院)に行くことになり、薬をもらい、そ の夜おじさんが僕の部屋にココナッツジュースを持ってきてくれ、これ飲むとい いよ、後ノーフーズ、ノースモーク、オーケーと結構な時間部屋に一緒にいてく れた。水もだめと聞くと、寝てろ、持ってきてやるからと言って、ミネラル ウォーター持ってきてくれたりした。インド人の優しさに触れ、昨日の夜は泣 きそうになってしまった。そして今日起きるとかなり回復、下痢もなくなった。 本当よかった。ここの人たちにほんとう感謝。さっきもおばさんと子供が部屋に 大丈夫かと心配しに来てくれた。なんていい人達なんだ。二日間寝たきりなんで 明日からはちょっとは動きたいなあ。腹減ったー。いい兆候だ。でも今日は我慢 。あー牛丼並み、つゆダク卵食いてー、牛いっぱいいんのに食えねー。 2.12 頭いてー!!下痢が治ったら今度は左延髄が痛いぞ。さっき晩飯にバナナ買いに 行った頃から何かおかしい。うわー最悪だよ。 んん、二時間ほど寝ると治まってきた。なんだったんだ、寄生虫かな?というの は冗談だけど、今日は暇過ぎてコムズカシイ本をずっと読んでたから頭痛くなっ たのかも。しかし夜になると牛丼食いたくてたまらんようになるなー。難しいこ とを考えても食欲には勝てないなあ。そうそうここに来て、仏教の勉強をしてる んだけど、日本に伝わってる仏教とか仏教史とかじゃなくて原始仏教、つまり仏 陀、ゴータマ・シッダルタの教え、彼の残したものを勉強してる。それも日本か ら本持ってきて読んでるだけだけど、なかなかいい。そういえば仏陀も食中毒で 死んだらしいし、本当インドは恐ろしいところだ。でもつくづくインドで仏教は 流行らないなあと感じてしまう。仏教はインドで生まれたものだけど、今人口の 八割はヒンディー、一割がムスリム、残りの一割のさらにわずかのなかに仏教徒 がいる状態だし、インド人の性格にあわないんだろうな。南国だし(南部は)み んな元気そうに見えるし、ずるがしこいしな。ヒンディーのああいったわかりや すい神とかの方が信仰しやすいんだろうな。(→すみません、ヒンズゥ教を馬鹿 にしてしまった。この宗教もすごい。サドゥーがこんなにいる国はイン ドぐらいだし、インド人は仏教をヒンズゥ教の一部として考えてるということを 勉強する過程で学びました。仏陀もヒンズゥ教の中に存在するのだ。) しかし三日間ほとんど寝たきりなんで明日はリハビリに岩でも見にいって目星付 けよ。明日はベジ・ライス食お。 2・13 しかし暑いわ、今日久々に外に出て岩を探しに歩き回ったんだけど、夕方にもか かわらず暑い。なんか夏ばて気味でちょっと歩くだけでハアハアいってるし、体 力ないことを痛感。こんだけ暑いと何かをやってやるぞという気力が湧かない。 そういえばインド人も毎日適当に過ごしてればいいんじゃない、飢え死にしなけ りゃいいし、そんなあくせくしなくてもいいじゃんという感じに見える。のどか だなあ。飯注文しても30分は待たんと出てこないし、気候と人間の性格特性とい うのは関係してるように思えてならない。ここで、すごいシリアスなことを考え てるやつはあんまいないような気がする。逆に日本は気候もジトジトしてるだけ にジトジトしたヤツが多いんじゃないかなあと思う。まあそれはそれでいいんだ けど、人間はやはり環境というものに左右されてるもんだなあと感じる。外国に くると日本のことが逆によくわかる。いいとこも悪いとこもいろいろ見えてくる し、それも海外旅行の楽しみだけど、やはり毎回日本が一番いいなと思ってしま う。外国に住み着くとか考えられない。自分の生まれ育ったとこが一番だな。日 本はインドと比べてだけど、すごい平和で住みやすい。 あとグレープジュース、アイスクリーム入りがすごいうまかった。あそこのアイ ス屋に毎日行きそうだな。明日はアチュタラヤテンプル周辺の岩を登ろ。多分そ んないい岩なかったし、明日で歩いていけるとこは終わりになるっぽいな。 2.14 またアイス屋によってしまった。クセになんな、特に岩のぼった後とか絶対に行 ってしまう。しかしうまいわー。岩は昨日目をつけたヤツをやったんだけど、一 つは最後ののっこしが悪い課題があって、下から行くとそこが悪くて、途中から やると登れた。でもこわいわ。岩があって。まあそのおかげでハショッて登れた んだけど。次はほんまが来たら一緒に行って通して登ろう。(そうそう、弟の友 達のクライマー、ほんま君が今月の20日頃ハンピに来るらしい、やったね、何 という偶然!) 明日こそはモンキーマウンテン行こ。腹減った。毎日二食の習慣がついて、いつ も夕方になるとすげー腹へってる。チキンだチキン!!今日はチキン食うぞ!! 2・15 あー疲れた。今日は昼の暑い時間に出発し、モンキーマウンテン(モンキーテン プルが頂上にある)を登ってきた。対岸にあるんだけど、お椀の船に乗るとこで 、昨日知り合った日本人に会って一緒に行くことになった。ほんで五百何段ある 階段を上り、ハーハー言いつつ到着。ハヌマーン(猿の神)にお祈りし、きつめ のハッパを吸いつつ、ゴンのピンクジャージを猿たちにあげた。理想としてはフ ワッと空に飛ばしたかったんだけど、置くとこないし、岩の隠れになってるとこ に置いたら、猿がなんだこれはみたいな感じで手にしてた。しかし猿多いわ。常 に荷物をとろうとねらってる。むかついて体さわったらキーとかいってひっかい てきよった。猿怖いわ。ハッパを吸ったせいか、クラクラ来て、疲れたのと喉か わくので、くちびるがプニーとなってしまった。ゴン、バイバイ! 2.16 今日の晩飯のライスまずかった。日によって全然内容が違うのは何でだ。ほんま こいつらてきとうだな。だから残してジャーマン・ベーカリーのチョコクロワッ サンを食った。これうまいわ。これから朝飯はジャーマン・ベーカリーで買お。 しかし、飯食う事が一番の楽しみになってる。やばいな、もっとのぼんないと。 最近暑いし全然登る気しない。この一週間でたった一日しか岩登りしてない。ク ライミンク゛ツアーなのに日本にいるときより明らかに登ってない。まーいいや 。適当にいこ。インドにはレジャーに来たようなもんだしな。 しかしインドはすごいなー。汚いし、暑いし、村自体に秩序みたいなもんが無く 、混沌としてんだけど、なぜかそれでまとまってるという。乞食とかいっぱいい るし、足が無いやつとかが違和感なく普通に生活してる。インドは浅そうで深い 。普通の社会では暮らしていけないような人間がインドでは、何らかの形で生か されてる、よくいえばインドは弱い人間も包み込んで、抱えこんでる社会だとい える。でもやっぱインド人は適当だよな。店での対応とかあらゆる面でありえな いもんな。インド人のあくせくしてる姿は見たこと無いし、やたら余裕だもん。 日本人は毎日あくせくしてて、本当そのせいで余裕が無い。俺が日本で生活して ても、それがすごい嫌だったし、ピザの配達のバイトしてたんだけど、ちょっと 遅れたぐらいでガタガタ言うやつとかいるし、本当余裕が無い。まあそれをイン ドみたいにされても困るけど、ピザがちょっと遅れるぐらいで怒るような余裕の 無さはやめて欲しい。そんなあくせくせず、でもちゃんとして余裕を持ってると いう風になってほしいなー。 2.17 暑い。今日はチャリかりて遠くの歩いていけないとこの岩探しに行ってきた。( 歩いていけるとこは大体一通り見たので)暑いし、インド人はなれなれしく接し てくるしほんま腹たつ。でも今日行ったとこは、三段ハングあるわ、ルーフのオ モロそうなんあるわ、高いのあるわ、垂壁こまかい系あるわで、かなりよさそう なエリアだ。ここはシスターストーンという岩の周辺なんだけど、人がまったく いなくて、静かにクライミンク゛に集中できるし、くつろげるいいとこだ。他の とこじゃインド人見てるし、あんま集中できなかったので、ここはいい。これか らここに通うことにしよ。 そういや一緒にモンキーテンプルに行った日本人にまた今日会ったんだけど、腹 壊して緑の液体が出るとか言ってたな、大丈夫か? 2.18 今日は起きたら昼過ぎで、暑くて何もしてない。食って寝てるだけだ。あとはイ ンド人と仲良くしてるぐらい。こんだけ長いことここにいると、友達も結構増え てきて、今もゲストハウスのおっちゃんと一緒に話してた。なぜか二日に一回ぐ らい俺の部屋に来て、話をして帰っていく。そうそう、今日遅くまで寝てたのは わけがあって、昨日の夜、深夜の原チャリ観光をしたからだ。なんか昨日の夜は すごい気分がよくて、多分いい岩を見つけたし、チキン食ったし、レストランで いい映画やってたし、デンマーク人と仲良くなるしで、フルムーンだ、パーフェ クトだ、どっか行こうということになり、デンマーク人二人(一人はホプキンス 似で、もう一人は神秘主義者ぽかった)と深夜原チャ(三人乗りして)観光に行 くことになった。行く前、地元のやつが夜行くのは問題だ、止めとけ、明日の朝 行けとかゴチャゴチャ言ってたけど、ホプキンスは無視してた。(インド人はや たらデンジャラスとかプロブレムとか言う。)俺が適当に案内していくつかの寺 院とクイーンズ・バス、お椀の船のある川に行った。夜の観光は最高で、暑くな いし、ツーリストいないし、寺院なんかはすごいいい雰囲気だった。神 秘主義者はやたら拝んだり、瞑想っぽいことをしてた。ホプキンスに聞くと、彼 はエナジーをもらってるらしいといって、二人で大爆笑した。しかし楽しかった 。俺がベリーグットだというとホプキンスはノー、スーパーグットだというし、 お椀の船漕いで対岸に行こうとするし、クレイジーな感じはしたけど、すごいお もしろいやつだった。昨日は最高だった。でもハンピバザールに帰ってくると路 上で寝てるやつが結構いたのには驚いた。ハンピの裏側をちらっと見たような気 がした。 2.19 シスターストーン周辺のエリアはすごいいい。人が誰もいないし、すごい落ち着 く。景色は最高だし。それに課題もいっぱい作れそうな気配だ。今日だけで三本 設定して、すべてPだし、あとルーフのアンマカンマ(アンマガンマに似てる) はやたらむずいことがわかった。皮膚にも悪くてあんまりトライできない。ハン ピはインカットしたホールドが多く皮にすごい悪い気がする。でもアンマカンマ の立ってスタートは一応登ることができた。明日ほんまが来るし一緒にやろう。 あと俺が登ってると若いインド人が来ていろいろ話した。俺と同い年で子供がい るらしく、仕事が大変だといってた。インド人の中にもこういうまともなやつが いるんだなと思った。写真を取りあいっこしてしまった。 2.20 目覚し意味ないな。朝起きると常に目覚ましセット時間より遅いし、まったく音 に気づかない。ほんで朝飯にジャーマンベーカリーに行ってパンとレモンジュー スを注文。レモンジュースはおなかにいいらしく、また昨日から下痢ピーだった ので頼むことにした。しかしインド料理は合わない。必ず下痢してしまうから、 パンとライスとチキンの生活を送ることにした。しかも一日二食だし、絶対やせ て日本に帰ることになるな。(→実際、4キロやせてた。)あーそのレストラン であさみちゃんという女の子と会って一緒に滝を見に行くことになった。それで 今日も一日終わったんだけど、滝というか川はよかった。岩が水の浸食ですごい 形をしてて、その岩が連なり、はるか下を川が流れてて、自然はすごいと改めて 感じた。あさみちゃんは大学生でインド仏教専攻らしく、いろいろ仏教について 教えてもらいすごいためになった。日本でもインド料理屋でバイトしてて、イン ド料理が大好きらしい。なんか日頃から便秘気味な人はインド料理が合うけど、 逆に丈夫な人はきつすぎて下痢をしてしまうといってた。彼女は二年前もハンピ に来たらしくその時、マラリアとアメーバ赤痢になって入院してたらし い。(ハンピはマラリアのデンジャラスゾーン)あの緑の液体が出るといってた 日本人は、アメーバ赤痢だよ、やばいよとか言ってた。(→二日間、入院して直 ったらしい、よかった、よかった)ハンピは観光地ではあるけど、田舎なので結 構食物の衛生には気を付けたほうがいいといってた。こわいなーあと最近日本人 で66万ボッタくられたやつがいるらしい。その友達に会ったんだけど、取られ たやつは日本に帰ってだんまりを決め込んでるらしい。なんか怪しいことやって たんだろうな、怖い、怖い 2.21 ハローという声で起きて、ほんまがきたかなと思ったら、いつものケーキ売りの おっさんで、ノーと言ってドアを閉めてまた寝た。それからまたハローと声がし て、またかよと思ったらほんまがいた。ハンピで会うのは不思議な感じだ。ほん まはバンガロールのジム(何とインドにもクライミンク゛ジムがあるらしい)で 知り合ったイギリス人のおっちゃんとインド最強クライマーともう一人背の高い インド人クライマーを連れてきてて、今日一日一緒に登ることになった。イント ゛最強クライマーはとてもテクニックがあり足使いがうまいので、すごい驚いた 、というよりインド人クライマーっていたんだと思ってまずそれが驚いた。でも インドでクライミンク゛するのはかなり不便らしく、靴とかもスウェーデンまで トレーニングに行って、ついでに買ったとか言ってたし、苦労はあるみたいだ。 しかし今日は朝から晩までよく登った。昼はみんなで岩の陰に入って寝てたけど 、こんなに登ったのはハンピに来て始めてで、結構日焼けしてしまった。明日も 朝七時集合でシスターストーンのルートをやりに行くことになった。インド人や る気あるなー。 2.22 今日もよく登った。なんか顔とか焼けてるし、いかに今まで外に出てなかったか がわかった。でも朝また起きれず、ほんまに起こしてもらい(既に集合時間を三 十分過ぎてた)急いでレストランに行った。行くと朝食も食ってて、ちゃんと時 間どうりに来てたみたい。インド人の方が時間にきっちりしてて、少しおかしか った。それからシスターストーンにリードをやりに行ったんだけど、日が当たっ てて登る気がせずボルダーをして、結局それで疲れて昼過ぎにまた町に帰ること になった。みんなで俺の今までやってたやつとか、新しくみんなで見つけたやつ を登ったりしてすごい楽しかった。ボルダーを楽しむのはやっぱり大人数に限る 。難しいのをやるのは集中したいし一人もいいけど基本的にいっぱいいた方が楽 しい。今日は三食全部みんなで飯食って、クライミンク゛の話とかしたけど、ラ ンページの中でシャーマがルーフを指二本であしブラになって足を上げて登って いくやつをインド人クライマーがあれはすごいみたいなことを言ってて、そのこ とを知ってること自体がすごくておかしかった。あとユージさんとかも有名でビ デオない、送ってくれとか言ってて、かなりミーハーでやる気のあるクライマー だ。明日は8aにトライすることになったボルト三本で短いらしいので、俺向き かなと思ってんだけど、そのインド人最強クライマーはプラナンで8aを登った ことがあるらしくトライするよとか言ってた。明日も早く起きるぞ。インドで8 a登ったとかかっこいいなー。がんばろ。 2.23 あーー8a(モファットのトイレットロック)のぼれなかった。高さも12メー トルぐらいで10メートル付近にすごいガバがあって、それを取ったらおしまい というミジカシいルートで、(なんとボルト二本)そのすごいガバにデッドポイ ントしたんだけど、体がふにゃけてて落ちてしまった。あーあもったいない。し かし今日は楽しかった。インド来て一番ハッピーな日だ。朝も早く起きて(6時 半おき、早起きはいい)まず6aとかのすげー簡単なやつでアップしてたんだけ ど、取り付きがどぶの田んぼみたいなとこで、みんなで登ってたら、その地主の おっさんがカマを振りかざして、すごい勢いで怒ってきて、すげー楽しかった。 地元の人とかも集まってたんだけど、シーンとなって、ほんまがすげーびびって た。あーインドはこういうことがあるからおもしろいな。それで結局一本しか登 れず終了。8aのあるエリアに行くことになって、それをやったんだけど、まず 出だしのムーブが悪く、カルテック(インド最強クライマー)がリーチ的に厳し く無理で、それからまた中間部が悪く、最後にいやらしいムーブを要求されると いう、ボルダームーブのルートだった。3回のトライでムーブを解決して 上まで抜け、次の一回にかけて(日が上がって暑くなってくるし、インド人クラ イマーの帰る時間があったので)本気でトライしたんだけど、結局最後の最後、 これ取ったらおしまいというホールドを触って落ちてしまった。ウキー、まさに 終了点タッチでレッドポイントならず。今日でインド人クライマー帰っちゃうの ですげー悔しかった。まあいいか、すごい楽しかったから。カルテックは18に 見えないぐらい落ち着いてるし、サッチンはオビに似てるし、とにかくすごいい いやつだった。この三日彼らと登っててホントに楽しかったな。ほんまが来てガ ゼン楽しくなってきた。ここ三日すごい登ったので、明日はレスト。寺院にでも 行って観光しよう。いればいるほどここは楽しくなってきて、帰れなくなるな。 村の人間とかなり顔見知りになったし、ここのゲストハウスの人とも仲良くなっ て、来月はゴアの方に行くというと、ゴアは暑いよ、ここにいなさいとか言われ るし、ホスペットからケーキ(日本のバウンドケーキ)が届いたから、分けろと かいってもらったし、本当いい人達だ。ゆかいだなー。 2.25 体バキバキだ。おとついのルートの疲れか知らんけど、後背筋がヤバイ。二日後 に筋肉痛になるとは若くないことを実感。今日は新しくイングランドの夫婦と知 り合って(日本で学校の先生を二年やってたらしく、日本語ペラペラ)一緒に登 った。インドのケララでNGOの活動をしてるらしく、すごい二人ともいい人だ った。 今日は前から目つけてたスラブをやったんだけど、馬鹿悪く、いいプロジェクト になった。あと、ほんま設定のトラバース課題をやった。すごいテクニカルでか なりおもしろい課題。これはおすすめ。ほんまが来てかなりまじめにクライミン ク゛やってるなー。 しかし、今もゲストハウスのおじさんがおらの畑で採れたんだとか言ってバナナ 持ってきてくれて、(しかも20本ぐらい)一緒にいろいろ話した。あと一一週 間ぐらいでゴアに行くと知ってるけど、あとどのくらいいるんだとか、またハン ピにはいつ来るんだと聞いてくる。すごいやさしくて、まじめな人だ。インドに 来て、最初インド人はなんて適当な人間なんだと思ったけど、まじめで優しい人 もいるし、(実は多くの人がそうなのかも、知らないだけで、仲良くなるとわか ってくるのかも)特にここの家族はまじめないい人達だ。何か自分がすごい甘え たというかふざけた生活を日本で送ってるなあと感じた。クリシュナ(クライミ ンク゛してるといつもくっついてくる猿の格好をしたガキ)達も子供なのにちゃ んとビジネスしてて、子供とは思えないぐらいのずるがしこさを持ってて、でも すげー元気で、屈託の無いかわいい表情をする。彼らの活動力はすごい。日本人 もすげーまじめに働いてるけど、元気ないよな。おじさんのようにシャキッとし てないし。あー帰りたくなくなってくる。ゴア行くの遅らそう。 2.26 シャンティーの意味が今日やっと分かった。ほんまのバイトの先輩だったオサム さんという人が今日ハンピに来て、シャンティーはゆっくりとか優しいとかいつ もハッピーとかいう意味でマインドを表しているらしい。シャンティー、シャン ティーとよく言ってるけど、楽しくやろうぜ、ゆっくり行こうぜみたいな意味で 使われてるらしい。それまではここのゲストハウスのおばさんにあなたシャンテ ィーねとか言われてたので、静かという意味かなと思ってたんだけど、そうでは ないらしい。仏陀と呼び名がついてるし、とりあえず気に入られてるんだろうな 。(→後で聞くと、いつもゲストハウスの縁側に静かに坐ってるから仏陀と呼ん だらしい、ゲストハウスのかわいい子供たちにブッダと半分からかわれて言われ てた、ホントにかわいかったな)オサムさんも、いろんなとこを旅してきたけど ハンピはすごいいいところ、シャンティーなとこだと言ってたので、ここに来て よかった。かなり気に入ってしまった。クライミンク゛も今日は結構難しいのを 二本、ファースト・アッセントしたし(一本は前からのプロジェクト)明日もニ ューエリアに隣の部屋のいかついインド人(→ビジャイ インドで一番仲良くなったインド人)と俺達と、オサムさんとイングランド人二 人の総勢六人で行くことになった。(うち二人は素人)そうそう話によると、シ ャーマは対岸のゲストハウスに先月泊まってたらしく、パッドをそこの人にプレ ゼントして、そのパッドをそこで借りることができるらしい。(粋なことをする もんだ)対岸も行かないとな。いっぱい岩ありそうだし。トポもそろそろ作りは じめるか。 2.27 ヤバイ、ハンピから離れられない。帰りゴアでのんびりしてビーチでも行こうか と思ってたけど、ここすごい居心地いいし、ずっといたくなってきた。周りの人 は本当おもしろいし、優しい人達だ。ここの人とかなりうちとけてきたし、(1 3のかわいい女の子にもからかわれはじめてるし)クライミンク゛の方も今日新 しいエリアに行って、すごいいい課題をたくさん見つけたので、本当離れられな い。朝から昼間でクライミンク゛して、飯食ってのんびりする時間は最高だし、 クライミンク゛よりむしろいろんな人と話して笑ってというのがすごい心地いい 。ほんとシャンティーな生活を送ってる。書くとその雰囲気が伝わらないけどと にかくのんびりゆっくり、すごいいい景色の中、マンゴーツリーの下とかでチャ イでも飲みながらここであった友達とかと笑ってっていう。すげーいいなー。日 本に帰ってもシャンティーに生きたいなー。難しいだろうけど。シャーマもこの 雰囲気が好きなのかもと思ったりした。ハッパやりに来てるのもあるだろうけど 。
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